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ドイツ女性推理作家賞−新設賞


2000年にヴィースバーデン市が新設した女性ミステリー作家を対象とした賞(通称「アガーテ(Agathe)賞」)である。ドイツ語圏においても、女性作家のミステリー分野での活躍は目覚しい。世界的な傾向だが、女性ミステリーはある意味で一つのジャンルを形成しているといっていいかもしれない。そうした方向を目指した新たな賞と捉えることができる。栄誉ある第1回受賞者はPetra Hammesfahrだった。これには私も納得。毎年、11月末から12月始めにその年の受賞者が決まる。70年代から活躍するHelga Riedel, Irene Rodrian, Tom Wittgenをはじめ、すでに中堅ミステリー作家としての地歩を築いたHeim, Noll, Anderle, Buechner, Hahnfeld, Dorn, Biermann, Graen, たちに続いて、新人もぞくぞく登場している。この賞の行方におおいに注目したい。

2000年 Petra Hammesfahr Die Mutter Wunderlich
2001年 Susanne Mischke Wer nicht hoeren will, muss fuehlen Piper
2002年 Irmtraut Karlsson Mord am Ring edition pro mente
  Martina Borger/ Maria Elisabeth Straub Kleine Schwester Diogenes

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